2008年8月23日土曜日

Yngwie Malmsteen

いよいよ新作もリリースされる天才・Yngwie Malmsteenですが
誰が何と言おうと、ハードロックにおける功績は称えられるべきでしょう。

イングヴェイ・マルムスティーン(Yngwie Malmsteen)は、
スウェーデン・ストックホルム出身のミュージシャンであり、
ロック・ギタリスト。『インギー』の愛称で親しまれている
(本人はこの愛称をあまり好く思っていないようだが)。

ロック・ギターにクラシック音楽の要素を盛り込み、驚異的な速弾きで
ギター奏法に大革命をもたらした。

Michael Schenkerの「神」に対して「王者」と呼ばれる。
先祖が貴族、正確には伯爵であるとされる。

楽曲の特徴は、古典的なハードロックにハーモニックマイナー・
パーフェクト・フィフス・ビロウ(和声的短音階)というスケール
(本人が言うところのフリジアンスケール)とアルペジオを主とした
高速なギター・ソロが加わる所である。

Edward Van Halenのように、特殊な新技術を生み出した
わけではなく、あくまでスタンダードなフォームに基づく奏法を究極の
レベルで完成させたところに特徴がある
(実際にはスウィープ奏法や、エコノミーピッキングなどもその
プレイに取り入れており、またそのテクニックの存在を広く知らしめた
という功績も認められる)。

インストゥルメンタルに於いては、大部分がインプロヴィゼーションに基づいている。
その超絶なスケーリングは、19世紀の名バイオリニストであ
るニコロ・パガニーニの技巧に多大なる影響を受けたとされる。

自らが7歳の時にテレビで観てギターを始めるきっかけになったとされる
Jimi Hendrixからの影響はステージ以外ではあまり感じられず、
むしろ彼のスケーリングやジミの解釈に多大なヒントを与えたのは
Ulrich Rothであるとの認識が一般的。

マルムスティーン自身は(スウェーデン時代に初期Scorpions
カバーしていた映像が残っているにもかかわらず)ウルリッヒからの
影響を初期には否定していたが、現在は肯定に転じ、敬愛するギタリストの
一人として挙げている。

一説には、1993年頃「ウリ・ロートがドイツのテレビに出演して
演奏したビデオ」を『YOUNG GUITAR』誌がマイアミの自宅に持参した頃から、
影響を認め始めた、と言われている。

彼からの影響を認めたがらないフォロワーたちにより否定される
こともあるが、ロック・ギターにメロディアスな速弾きを持ち込み、
革命を起こした天才である事実は疑う余地もない。
但し、現在に至るまで作品に大きな変化がないことから
「マンネリ」と批評する向きもある。

また、1987年の交通事故以来、ギタープレイにかつて無い「荒れ」が
見られ始め、ギタープレイにおけるそれを指摘する者も少なくない。

なお、速弾きばかりが強調されがちであるが、メロディのセンスも秀逸で、
かつブルースもプレイできる。
テクニックのみに走らずロック・ギタリストであり続けようとする姿勢にも
デビュー以来変化はない。

使用機材は一貫してFender Stratocaster
Marshallアンプで、Ritchie Blackmoreの影響が大きい。
ストラトキャスターから発せられる、滑らかだが芯のあるサウンドでの
速弾きは他のプレーヤーたちとは一線を画す。
2008年年末にはメインで使用している「DUCK」を傷などの詳細まで再現された
レプリカがフェンダーより発売される予定。

嫌いな音楽は数あれど特に好きではないのはフュージョンだといわれている。
理由は「ベースが調子に乗って前に出ているから」であるという。

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